BIMで建築が夢をみる

#68 国土交通省、建築BIMワークフロー整備のための部会を新設

BIMの普及について、本気モードに入ったような国土交通省の一連の動きを継続して報告していますが、またもや間髪をいれず、9月2日に、「建築BIM推進会議」の第3回目が開催されました。構成メンバーとして参加している、旧知の識者からの情報も交えて、再度、報告します。

新たに設ける部会は「建築BIM環境整備部会(仮称)」

「建築BIM推進会議」第3回では、それまでの課題を受けて、建築生産と維持管理にBIMを活用する将来像と工程表が示されました。加えて、それら将来像の実現のために、建築業界として求められる取り組みとして「BIMを活用した建築生産・維持管理にかかるワークフローの整備」を設定し、新たに国が主導して検討する部会の設置を決定しています。

新たに設ける部会は、「建築BIM環境整備部会(仮称)」と称され、BIM推進会議メンバーを構成する学識者や関係団体などで構成されます。目指すのは、「いつ、誰の責任でBIMモデルに何を入力し、何をモデリングするか」「BIMで使いやすい、引き継ぎやすい標準フォーマットを作成し、建築業界の統一された共通ルールをつくる」などを要諦として検討を進めます。

◇出展 国交省:BIMを活用した建築生産・維持管理に係るワークフローの整備の検討(案)

建築BIMワークフロー整備の目標は20年3月に

建築BIMワークフロー整備としては、具体的には、建築のライフサイクルで活用できるBIMモデルを作成するため、

  • 設計から施工段階への受け渡し
  • 設計・施工BIMから維持管理計画への連携
  • 竣工モデルから維持管理段階への受け渡し
  • BIMデータを維持管理段階で活用

の4つの視点で内容を検討。形状(3次元データ)と情報(属性データ)によるBIMモデルを各段階との連携、受け渡し、維持管理に活用するものとしました。

建築BIMワークフロー整備の目標も設定されました。一般的、標準的なBIM活用方法を明示する「BIM標準ガイドライン」(BIMワークフロー)の原案については、20年3月に開催予定の推進会議の4回目で報告するものとされました。そのために国交省では、20年度予算概算要求で、ガイドラインを実際の建築プロジェクトで試行・検証するモデル事業の経費として3億円を新規計上するとのことです。

出典:国交省 BIMを活用した建築生産・維持管理に係るワークフローの整備の検討(案)の冒頭ページ

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