BIMで建築が夢をみる

#47 「施工BIM事例発表会2018」の開催報告から垣間見られるBIMの「現在と未来」

参加された方もあったと思いますが、日本建設業連合会が7月20日に開催した「施工BIM事例発表会2018」の開催報告が公表されました。参加者のアンケート結果を読むと、いよいよBIMは実利と結びつく「現実」となりつつあり、同時に、デジタルの向こうに、業としての建築の、どのような未来を描くのかも、問われています。

講演会場の横では、BIMベンダーのブースも開設されて、福井コンピュータアーキテクトのGLOOBE・J-BIM施工図CADなども出展しており、国内からだけでなく、海外からの参加者も、かなりの数がブース訪問していました。

4倍増した施工現場からの参加者

出席者数を見ても、前回の2016年から約2倍増の423名となっています。所属部署では、施工現場からの参加者が実数で約4倍の34名となり、かつてのBIM推進室などからの参加とは趣を異にしています。

セミナー全体については9割以上が「参考になった」と回答しており、ためになったポイントとしては図にあるように、「専門工事会社との連携」「成果と課題」「業務フロー・プロセス」が上位に来ています。

一方で、もっと聞きたかった点としては、「教育・人材確保」があげられ、前回からも引き続きの課題である「現場の生の声、所長からの話が良かった」「専門工事会社からの発表も、もう少し聞きたい」との意見がありました。

事例発表内容について(複数回答)=「有益だったポイント」
「施工BIM事例発表会2018」より抜粋

事例集では「他社の具体的な内容が参考になった」との意見が多数占める

「施工BIM 事例集2018」については、約8割が「参考になった」と回答し、「他社の具体的な内容が参考になった」との意見が多くあがっています。教育、人材確保についての要望では、実際の人員配置を記述してほしいとの要望もありました。

「施工BIM の取組み」については、約7割弱が「会社として取り組んでいる」と回答しています。生産性向上の効果が実感できるケースとして、「干渉チェック・納まり確認」が多く、「施工図・製作図の作成」が少なくなっています。

課題については、前回と同様、「教育」「人材」が上位にあがっていて、それに続いて「費用対効果」「社内の理解」となっています。
(日本建設業連合会「施工BIM事例発表会2018」開催報告はこちら)

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