BIMで建築が夢をみる

#116 「日建連BIMセミナー2021」アンケート結果を巡って

この原稿を書いている11月には、次の流行の波が懸念されながらも、厄介なコロナも落ち着きを見せ、さまざまな分野においてリアルな活動も顕著になりつつあります。年明けから建設業界においてもWith コロナに向けたリアルな活動が活発になることでしょう。そのWith コロナを切り抜ける大きな武器となるのがデジタル化ですし、建設業界においてはBIMに象徴されるデジタルツールによるDX(デジタル・トランスフォーメーション)への挑戦が求められるはずです。そこで新しい年を俯瞰するべく、しっかりと腰だめして、「日建連BIMセミナー2021」アンケート結果から現状を見定めてみましょう。

約7割に迫る施工BIMの取り組み中の企業数

会社として施工BIMに取り組み中の企業数は、67%と約7割に迫っています。割合的には、施工BIMも、すでに普及期を終え、実利的な運用局面に入ったと考えられるでしょう。実利的な運用局面を迎えたことは、複数回答による「施工BIMの目的」からも垣間見られます。

具体的には、「干渉チェック・納まり確認」が73%を数えているように、BIMによる3次元建物モデルを用いた見える化が効果を発揮しており、建設業の最も重要な生産の場である現場での施工品質の向上に貢献しています。

一方で「コストの透明化」が11%と極点に低いのが気になりますが、これはBIMによる情報のデジタル化とは直接、関わりはなく、強いていえば、建設業界内部のコストに対する公開性のあり様のためだと考えられます。

なお、「日建連BIMセミナー2021」アンケート結果の本編は、日建連のホームページから誰でもPDFファイルとしてダウンロードできます。「施工BIM」の自社における現在地を確認するためにも、入手して、精読されることをお勧めします。 日建連BIMセミナー2021アンケート結果

◇施工BIMの取り組みについて

◇施工BIMの目的(複数回答)

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