BIMで建築が夢をみる

#15 インバウンド需要を眼前にして建築だって変容?

前回、空前絶後の空き家の出現もあり、「建てない建築」というのもあるかなと書きました。その裏側にある、これまた空前の更新需要を推定してのことです。

やるのか、やらないのか、いいのか、悪いのかもはっきりしない曖昧な規制が続く中、世界的な民泊サイト「Airbnb(エアビーアンドビー)」を16年に利用した訪日外国人は400万人と急増し、国内物件数は5月時点で5万1,000件に達したと発表されました。

新興の不動産会社や設計事務所は、空き家対策とリノベーションを組み合わせ、民泊市場へと積極参入しています。

消費が遅れてきた生産であるとすると、不動産は遅れてきた建築という関係にあると、持論を展開してきました。それだけ密接な関係なのに、業界的には、別物のように切り離されています。

そんな状況下、不動産というと「買う・売る」「借りる・貸す」ものでしたが、この民泊サイトの繁盛ぶりを見ると、不動産が「泊める・泊まる」ものへと変容し始めているのではないか。

民泊市場へと積極参入している不動産会社や設計事務所のケースを見ると、すでに建物自体が「泊める・泊まる」ことを明確に意識した仕様になっています。

まさか、「泊める・泊まる」のみを前提にして設計するとは思っていなかったのかもしれませんが、このケースに見られるように、今は、既成の概念や先入観を捨てて、市場に立ち向かう必要があります。

Airbnb日本版公式サイト(17年8月23日現在:一部分キャプチャー)

※参照:Airbnb利用の訪日外国人が400万人に――国内物件数は5万1000件

コラム更新お知らせメールのお申込み

コラムが更新された際にメールでお知らせいたします。
ご希望の方は下記フォームよりお申込みください。